トップメッセージ

当社は、日本調剤グループが目指す2030年の姿として「長期ビジョン~2030年に向けて~」を策定しており、大きな環境変化を乗り越え、さらなる飛躍を可能とする強固な経営基盤の構築を進めています。調剤薬局事業においては、ICT戦略を成長の重要な要素として捉え、調剤業務を支える基幹システムである「調剤システム」や電子お薬手帳「お薬手帳プラス」を自社開発するなど、長期間にわたりICT投資を実施してまいりました。2020年9月には、オンライン服薬指導システムである日本調剤オンライン薬局サービス 「NiCOMS」を開発し運用を開始しています。

 

昨今のデジタル化による事業環境の変化が進みつつある中、新型コロナウイルス感染症の拡大、人口減少社会に伴う労働力不足など、多くの社会課題解決に向けて、医療分野におけるデジタル化が急速に進みつつあります。こうした状況の中、既存業務のデジタル化のみならず、デジタルの力によってビジネスモデルそのものを変革し、より強靭な経営基盤を構築していくデジタルトランスフォーメーションに対する取り組みは、企業経営において重要であると捉えています。

 

医療分野においては、オンライン服薬指導の普及促進、マイナンバーカードを保険証として利用できるオンライン資格確認の導入、電子処方箋の開始など、デジタルトランスフォーメーションの推進に向けた様々な施策が進められています。

 

当社では、急速に進む医療分野におけるデジタルトランスフォーメーションに先行して取り組むとともに、企業の持続的な成長と、医療の枠を超えた新たな価値創出を実現していくため、デジタルトランスフォーメーション戦略(DX戦略)を策定し、これに沿って取り組みを進めています。

 

日本調剤株式会社
代表取締役社長 社長執行役員
三津原 庸介

DX戦略「5つのDX戦略」

①スマート医療の提供
誰もがオンラインによる診察、服薬指導、薬の受け取りまでシームレスに受けられるスマート医療の提供

 

②新たな顧客体験の創出
リアル店舗とオンラインの融合による新たな顧客体験の創出

 

③顧客満足度向上と治療効果の最大化
「お薬手帳プラス」を活用したタッチポイント増加により、顧客満足度向上と治療効果の最大化を実現

 

④付加価値情報の提供
医薬品情報プラットフォーム「FINDAT」による、付加価値情報の提供

 

⑤業務の効率化・対人業務時間の創出
デジタルを活用した業務の効率化による、業務時間の削減及び対人業務時間の創出

DX戦略概要

ステークホルダーのみなさまに向けて、当社グループの 「デジタルトランスフォーメーション戦略」 を発信しています。